浪花女のサバイバルinアメリカ

20年の国際結婚に終止符。いつの間にかアメリカ生活27年。 そんな私の日常です。

カテゴリ: 女たち



毎日のほとんどを英語で過ごしてるわけやが、
もちろん、私の英語には訛りがある。

しゃあない。

日本生まれの日本育ちやねんから。

でも、こないだ感じのわるーーーい客に

「あんたの英語何言うてるかわからんわ!」

と言われた。

ほんまは、そんなわけがない。
だって、彼女とは以前に電話で話してるねんから。

「私はブレンダよ。モーガンと話したいの。代わって」

「モーガンは今、接客中なので、あとで電話かけ直させます」

「ブレンダから電話って言ってよ!」

「でも接客中なんです」

「今、ほんのちょっとも話せないって言うの!?私を誰だと思ってるの!?」

誰って、さっきから、自分でブレンダ、ブレンダ言うとるやないか。

「ブレンダですよね。モーガンには出来るだけ早く、電話かけさせます」

そのあと、同じようなやり取りが延々と続いたあと、
ブレンダは話の途中で、電話を切りよった。


ほんまに彼女が私の英語わからん、と言うなら
電話でなんて、絶対に話せないだろう。

実はブレンダは失礼で意地悪な客として
化粧品売り場では有名で、
皆、彼女を見たらさりげなく隠れるくらい。

モーガンには感謝されたが、
ブレンダは「あのオリエンタル女が電話取り次がんかった!」と
文句を言っていたらしい。

ちなみにオリエンタルはアジア人の私への蔑称だ。



そして、そのブレンダが、再び現れた。
てか、しょっちゅう来るねんけど。


そして私に面と向かって
「あんたの英語、理解できんわ!」
と言い放ったのだ。


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「ごめんなさい」

と私は謝った。


そしてニコニコしながら続けた。

「そうなんですよー、私二か国語以上喋れるから、
アクセントあるんですよねー
それって、英語しか喋れない人にはわからないと思うんですけど。
喋れる言語が英語だけやったら、どんだけ楽やろ思いますわ。
英語って良いですよねー
だって簡単やもん。移民の私でもすぐ覚えちゃったー。
あーはっはっはっはっは」

ほんまは、簡単とは思ってないけど
とりあえず、返り討ちにしたったわ。

この件以降、ブレンダは近寄って来なくなった。

私はいつでもおっけーやでー。
いつでも返り討ちにしたるでー。



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ジュリアは、以前は私たちの上司、
化粧品売り場のマネージャーをしていた。


それはそれは悪評高いマネージャーで
嫌味で、意地悪で
威圧的で、無礼で
影ではみんな、彼女のことを
独裁者とあだ名していた。


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もっとも、扱いにくい女たち(ゲイも含む)が
三十人以上集まっている化粧品売り場をまとめて行くには、
それなりのやり方が必要なんやろう。

しかし、ひどい言い方になるが、
運良くリーダーになったものの
実力がなく、部下から信頼も尊敬もされへん人は
恐怖政治を敷くしかしょうがないんやろな、
と私は思っていた。

私ら平社員は上司から評価されるわけやが、
うちらかって、ちゃんと上司たちを見ているのだ。

私の同僚のハンナも、
ジュリアを蛇蝎のごとく嫌っていた。

ハンナは毎日、ジュリアのことをボロクソに言うていたので
そらもう、藁人形作る勢いで嫌いなんやろなぁ、と思っていた。


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そんなある日、ジュリアの転勤が発表された。

それは異例なまでに突然で、
栄転という発表やったが、ジュリアの曇った顔と
周りのマネージャーの異様な雰囲気で
お祝いムードでないことは誰にもわかった。


ジュリアの恐怖政治が行きすぎていて
本社に従業員たちから苦情が入ったのも
原因の一つやないかと思う。

「今日がこの店での最後の日です」

とジュリアが発表した途端、
あんなに悪口を言いまくっていたハンナが

「オウ ノー!あなたがいなくなるなんて、寂しいわ」

と言いながら、誰よりも先に
ジュリアにハグしに行ったのだ。

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え、ようわからんのですけど・・・


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と思いつつ、あのハンナがハグしたんやったら、
しょうがないと思ったのか
他の美容部員たちも、ジュリアにハグしに行った。

私だけぼさーっと立っているのもおかしいから、
その場の流れで、私もジュリアにハグをする。

嘘くさいなぁ、と自分で思いつつ。


その後、ジュリアがフロアからいなくなると

「あー、ほんま良かったわ!ジュリアがいなくなるなんて
夢見てるみたい!!!」

とハンナは大喜び。

アメリカの女たちは
顔で笑って心で泣いたりなんてしないのだ。

顔は泣いてるのに、心は高笑い。

これがアメリカ女の平常運転やでな・・・


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