浪花女のサバイバルinアメリカ

20年の国際結婚に終止符。いつの間にかアメリカ生活27年。 そんな私の日常です。

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ジュリアは、以前は私たちの上司、
化粧品売り場のマネージャーをしていた。


それはそれは悪評高いマネージャーで
嫌味で、意地悪で
威圧的で、無礼で
影ではみんな、彼女のことを
独裁者とあだ名していた。


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もっとも、扱いにくい女たち(ゲイも含む)が
三十人以上集まっている化粧品売り場をまとめて行くには、
それなりのやり方が必要なんやろう。

しかし、ひどい言い方になるが、
運良くリーダーになったものの
実力がなく、部下から信頼も尊敬もされへん人は
恐怖政治を敷くしかしょうがないんやろな、
と私は思っていた。

私ら平社員は上司から評価されるわけやが、
うちらかって、ちゃんと上司たちを見ているのだ。

私の同僚のハンナも、
ジュリアを蛇蝎のごとく嫌っていた。

ハンナは毎日、ジュリアのことをボロクソに言うていたので
そらもう、藁人形作る勢いで嫌いなんやろなぁ、と思っていた。


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そんなある日、ジュリアの転勤が発表された。

それは異例なまでに突然で、
栄転という発表やったが、ジュリアの曇った顔と
周りのマネージャーの異様な雰囲気で
お祝いムードでないことは誰にもわかった。


ジュリアの恐怖政治が行きすぎていて
本社に従業員たちから苦情が入ったのも
原因の一つやないかと思う。

「今日がこの店での最後の日です」

とジュリアが発表した途端、
あんなに悪口を言いまくっていたハンナが

「オウ ノー!あなたがいなくなるなんて、寂しいわ」

と言いながら、誰よりも先に
ジュリアにハグしに行ったのだ。

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え、ようわからんのですけど・・・


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と思いつつ、あのハンナがハグしたんやったら、
しょうがないと思ったのか
他の美容部員たちも、ジュリアにハグしに行った。

私だけぼさーっと立っているのもおかしいから、
その場の流れで、私もジュリアにハグをする。

嘘くさいなぁ、と自分で思いつつ。


その後、ジュリアがフロアからいなくなると

「あー、ほんま良かったわ!ジュリアがいなくなるなんて
夢見てるみたい!!!」

とハンナは大喜び。

アメリカの女たちは
顔で笑って心で泣いたりなんてしないのだ。

顔は泣いてるのに、心は高笑い。

これがアメリカ女の平常運転やでな・・・


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妹がフロリダに遊びに来ていたとき、
私の職場にも連れて行った。

私が思うに、北部と比べると
フロリダの人たちは、感情表現が
良く言えば豊か、別の言い方をすれば大げさ。

たとえば、毎日会っている同僚にも
出勤するたびに、ハグをする。
帰宅時も当然ハグだ。

というわけで、
同僚たちが妹に会ったときも



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「まぁー!あなたが妹さん!」
「私たち、あなたのシスター(私のこと)が大好きなのよ!」
「本当に仲良しなの、私たち!」

と、私をハグしながら自己紹介し、
初対面の妹にもハグ。

和気藹々とした職場(を演出)

でも、妹は私からしょっちゅう
仕事の愚痴を聞かされていたので、
ふと疑問に思ったらしい。



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もろ意地悪な顔を他人に見せるうちは
まだまだ甘いねんで、妹よ。

背中にナイフを隠し持ちながら
ニコニコとハグするのが
私たち流なのよ(←てか、誰?)




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